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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170309 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】
四組の中は言うに及ばず、全学年の中でバク転バク宙の出来る奴は、仁田山を入れて5人といなかった。
校庭にマットを敷いての体操の時間の花形は、そんな訳で華やかにバク転とバク宙を演技する仁田山に決っていたけれど、それに加えて正車輪送車輪もこなして続きを読む
受信: 2005-06-22 22:09 ID: 608881
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借り手市場の影響 [不動産屋さんに行く前に から]
今日も昨日の日記の続きになります(^^;
日曜日に見た「噂の東京マガジン!」でも、空室の目立つ特優賃の物件を特集してました[:ショック:]
千葉市住宅供給公社が管理しているマンションなのですが、空室がたくさんあって(半分以上)大赤字[:びっくり:]
そこで、「特続きを読む
受信: 2005-05-31 10:45 ID: 504566
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170308 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】
その日の石黒先生の話は、海野重三の「四次元漂流」だった。
たまたま私も「夢乃屋」の貸本で読んだばかりだったから、思わず「知ってる知ってる」と叫んでしまった。
「ホー、渡辺お前読んだ事あるのか」と、先生は嬉しそうに言うと、「空想科続きを読む
受信: 2005-05-15 17:20 ID: 440760
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170307 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】
担任の川島先生が、産休でしばらく学校に来なくなるために、代って石黒先生が私達のクラスをみる事になった。
石黒先生は男だったから、男子にとっては何かと心強かっただけでなく、授業の合間に話してくれる、勉強以外の話が面白くて、学校に行くのが少し.続きを読む
受信: 2005-05-15 16:45 ID: 440643
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170306 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】
母屋の前の道を、いつもの納豆売りの人が、名調子の呼び声で通りかかると、お金を掴んで表に飛び出して行くのが、普段の私の仕事だったが、足をケガしてから長い間、それが出来なくなってしまった。
納豆売りのおじさんは、こっちが呼び止めなくても家続きを読む
受信: 2005-05-11 18:57 ID: 426071
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170305 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】
3月の声を聞くようになると、近所から顔見知りの姿が何人か見えなくなる。
中学を卒業すると間もなく足利を離れて、主に東京方面に就職するためだった。
あの頃は就職とは呼ばずに、まだ奉公に出るという言い方の方が多かったようだ。
地元にも沢続きを読む
受信: 2005-05-10 18:29 ID: 422269
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170304 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】《2日の続き》
3日ほどの自宅療養の後に、私は家から校門までの間を、自転車の荷掛けに乗せられて登下校した。
あまり動かないようにと注意されてはいたが、学校にいるとそういう訳にはゆかず、痛さに顔をしかめながら過ごす事になった。
母は松葉続きを読む
受信: 2005-05-09 18:45 ID: 418636
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170303 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】
3月3日の朝礼のあとに、「雛祭」を歌うのが毎年恒例の行事だったが、その前に決って教頭先生からの注意があった。
「エヘン、エヘン、あーみんな、これから雛祭を歌う訳だが、いいか、これだけは言っておくけどな、歌の文句は最後まできちんと歌う事。決して.続きを読む
受信: 2005-05-08 20:24 ID: 415314
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170302 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】《1日の続き》
片柳先生は私の足を診察すると「ああ、これは大変だな、内くるぶしにヒビが入ってるよ。ここは蟻にも這わせるなっていう位の大切な所だから、まずは2〜3日安静にしていて下さい。明日から当分は往診しますから」と言った。
母は「先生、?続きを読む
受信: 2005-05-08 17:37 ID: 414859
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170301 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】
公園の弓引場の西北の角には、敷地の真ん中に立つ大ケヤキの落葉が吹きだまって、ぶ厚いじゅうたんのようになっている。
弓引場自体が、斜面を削って作られていたから、北を通る緩い坂道からは、落差が3mほどの崖になっていた。
大ケヤキの枝は弓引場.続きを読む
受信: 2005-05-08 16:39 ID: 414688
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170228 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】《27日の続き》
「ボク、こんなものでも面白いかい」
おじさんは、愉快そうに笑いながら声を掛けて来た。
「ウン」
板橋と私は同時に返事をすると、またおじさんの手先に視線を戻した。
「ハハハッ、そうかいそうかい、そんなに面白いんなら、いつ.続きを読む
受信: 2005-03-13 15:30 ID: 236888
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170227 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】《26日の続き》
板橋は嬉しそうに「ウン」と返事をした。
目立て屋のおじさんの店は、7丁目の切通しの手前を「三宝院の方へ入って行く道沿いにあり、少し行くと母が行き付けの周藤という髪結いの店もあった。
間口二間ほどのガラス戸を開けて中に入る?続きを読む
受信: 2005-03-11 02:27 ID: 230469
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170226 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】
学校から帰ると、父が何本かのノコギリを用意して私を待っていた。
「このノコギリの目立てを頼んで来てくれ。多分その場でやってくれるから、出来るまで待って、待ち帰って来い」
ノコギリの目立てをしてくれる人の家には、今までに何度か行っているの.続きを読む
受信: 2005-03-09 17:11 ID: 226101
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170225 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】
学校の行き帰りに道沿いの家を覗くと、ガラス戸越しに雛飾りが目に入って来た。
(あ〃、もうお雛様なんだな)と、子供ながら季節の変り目を肌で感じ、何となく心がウキウキした。
我が家にも以前は古いお雛様があったのだそうだが、私が産まれるずっ?続きを読む
受信: 2005-03-09 17:01 ID: 226076
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170224 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】《23日の続き》
少し寒くなって来たので、私も平野のおばさんの店に入った。
おばさんは母の友達だったので、いつも何を頼んでも、他の奴より少し量を多くしてくれるのが嬉しかった。
「おばさんヤキソバ」
「ハイヨ、さっきから晃ちゃんが境内にいる.続きを読む
受信: 2005-02-25 18:43 ID: 195959
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170223 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】《22日の続き》
境内のいたる所に、幅が25cmで長さが1m位の、赤と白と緑の横じまの紙の旗が、しの竹の先につけられて立っている。
旗には正一位稲荷大明神という文字が刷られているのだが、誰に聞いても、それがどんな意味なのか知らなかった。
それで?続きを読む
受信: 2005-02-25 18:37 ID: 195951
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170222 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】
栄町の稲荷神社の初午祭の日、本殿脇の神楽殿では、昼間は神楽と演芸、夜はのど自慢が開かれ、沢山の露店も出て賑やかだった。
祭の日は大抵の所で仕事が早じまいになり、職人を抱えている家では、心ばかりの酒席が用意されて、あちこちでわき上がる哄笑が.続きを読む
受信: 2005-02-22 22:26 ID: 189229
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170221 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】《20日の続き》
土手を下る前に人の気配がないか、じっと目を凝らして様子をうかがい、安全を確めて用水に近付いて行くと、深く切れ込んだ水路に沿った桜並木の根元から、下に続く斜面には、目で見ても分かる程に、フキノトウが地面から顔を出していた。
(?続きを読む
受信: 2005-02-22 00:08 ID: 186908
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170220 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【曇のち雨】
「そろそろフキノトウが出てるだろうから、明日学校から帰ったら、お前少し採って来ておくれ」
晩飯のあとに祖母が私に言ったのを聞くと、今度は母も「そうだ、もう遅い位じゃないかい。なるべく沢山頼むね」と、祖母のそれに重ねた。
(あ〃、も.続きを読む
受信: 2005-02-20 18:25 ID: 183818
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170219 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【雨】《18日の続き》
得意の絶頂にいるYは、あまりの嬉しさに身の置き所がなくて、体をねじってみたり、近くの電信柱にしがみついたり、もう少しで気絶するのではないかと、心配になる位興奮している。
「Yちゃんそのスケーターちょっと乗っていい?」
頃合を?続きを読む
受信: 2005-02-19 21:48 ID: 182035
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170218 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】
Yは自分の思い通りにならないと、ギャアギャア泣き喚きながら、両手を風車のように振り廻して暴れるので、町内の仲間からはほとんど相手にされなかった。
坊主頭が普通のガキ共の中で、数少ない坊ちゃん刈りの一人で、それだけでも仲間外れになる理由が充分続きを読む
受信: 2005-02-18 20:50 ID: 179583
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170217 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】
ピーという笛のような音は、ラオ屋の屋台に積んである、小さなボイラーの蒸気を引き込んだパイプの先から出ていて、かなり遠くからでも聞えるほどだったから、それを聞くと三度に一度位だったが祖母の使いで何本かの煙管を持って表通りに走った。
祖母も母?続きを読む
受信: 2005-02-17 18:51 ID: 177001
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170216 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【雨】
三学期最後の行事である学芸会の準備は、各々の役割によって相当の差が出るのだが、学年毎の劇に出演する奴らの練習量に比べて、私達悪ガキ組が毎年割り振られる合唱というのは、本番直前に数回の声合わせだけだったので、その意味では楽だったが、私は合唱団に.続きを読む
受信: 2005-02-16 19:09 ID: 174739
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170215 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】
2月も中旬近くになると、正月の餅が残っている家は、もうほとんどないのだが、我が家にはまだリンゴ箱に山盛りいっぱいはあったろうか。
餅の表面には、白や青、少し赤っぽい色などのカビがビッシリとついているので、私や姉達は、台所の床に敷いた新聞紙の続きを読む
受信: 2005-02-15 23:10 ID: 173006
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170214 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】《13日の続き》
あたりが薄暗くなり、職人達も引き上げて、人っ子一人いない河原にポツンと残された私は、とうとう諦めて家に戻る道をトボトボと引き上げるしかなかった。
いったいチビ達はどこに行ってしまったのだろうか。
もしやと思い、フジの小屋.続きを読む
受信: 2005-02-14 21:21 ID: 167823
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170213 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】
学校から帰り、いつものようにフジの小屋の前に行き、まだ三匹残っていた小犬達を引っ張り出そうとしたら、どこにも姿が見えないのに驚いて、私は慌てて庭で仕事をしている父のもとに走った。
「ネエ、チビ達はどこに行ったの?」
「あ〃、知らない人が来?続きを読む
受信: 2005-02-13 22:42 ID: 165691
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170212 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】《11日の続き》
拝殿からの灯を受けて、我が家の一升枡は渡り廊下に長い影を作って、ポツンと淋しそうに置かれているのを見ると、突然ひとりぼっちにされた犬が、心細そうに飼い主を待っているようで、私は何だか一升枡が可哀想になってしまった。
「誰だよ、.続きを読む
受信: 2005-02-12 21:39 ID: 163565
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170211 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】《10日の続き》
5丁目の八雲神社を出ると、通りには鎧行列を見物する人達が、両側に人垣を作っていた。
「どうする?ここで観るか?」
ヤッさんが言うと、「イヤ、大日様に行くべえよ。行列が太鼓橋を渡るところは、まるで映画観てるみてえで面白えぜ」
続きを読む
受信: 2005-02-11 22:21 ID: 161729
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170210 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】《9日の続き》
節分の夜は、どこの辻を行っても、一升枡を持って豆まきをする人や、間もなく始まる鎧行列を見物するため、大通りに出る人達が沢山歩いていた。
足元から這い上がって来る恐ろしく冷たいものを、いつもと違う華やいだこの夜の気分を壊す事は出続きを読む
受信: 2005-02-10 20:27 ID: 159250
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170209 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】《8日の続き》
本殿の前は、参道に沿って並んだかがり火や、左脇の神楽殿からの灯などで意外に明るく、うっかり大きな声を出すと顔が分かってしまうのが、何とも恥かしいのだ。
仕方がないので近くの大人が声を張り上げる時に、うまく合わせて「鬼は外」をや続きを読む
受信: 2005-02-09 23:54 ID: 157450
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170208 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【曇のち雨】
節分の夜の豆まきは、その家の年男が行う事になっていて、どういう訳か我が家では、ここ数年は私の役目になっていた。
近所の仲間で豆をまける奴は、私の他に何人もいなかったので、「いいな、いいな俺もやりてえな」と、皆に羨ましがられたが、当の.続きを読む
受信: 2005-02-08 22:00 ID: 154920
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170207 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】
薬好きの母のもとには、年に数回訪れる越後の毒消し売りのおばさんと、富山の薬屋さんの他に、特別な薬を持って来る人がいた。
その人は昼間来る事はめったになく、大抵は夜の闇にまぎれるようにやって来て、言葉少なに話をすると、何かうしろめたそうに帰?続きを読む
受信: 2005-02-07 21:28 ID: 152808
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170206 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】《5日の続き》
埋葬前の儀式が終わると、おじいちゃんの棺は親しい人達に担がれて本堂を出て、風花まじりの寒風の中を墓地に向かった。
大きくて広い墓地の片隅に掘られた長方形の穴は、思ったよりもずっと深いのに驚いた。
「コレッ、あんまりじろじろ中続きを読む
受信: 2005-02-06 20:29 ID: 150740
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170205 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】《4日の続き》
近付いてみると、山門は意外に小さく、僅か数段の石段で前の街道と繋がっていた。
私はもっと高く上らなければならないのかと思っていたので、内心ホッとしたのだった。
葬列は山門をくぐり、やがて先頭が本堂に着いたが、私はまだ山門の続きを読む
受信: 2005-02-06 01:19 ID: 149511
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170204 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草【livedoorBlog】 から]
【晴】《3日の続き》
寺に続く沢谷の右は、杉の巨木が道にのしかかるようにそそり立ち、左は狭い耕地になっていて、少し芽吹き始めた梅の林が、畑の奥から山裾まで続いていた。
西風は沢谷に入ってから激しさを増して、大人の影に隠れていないと、子供の私は前にも続きを読む
受信: 2005-02-04 22:45 ID: 147289
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アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草/170203 [アトリエ雑記…肖像画職人の徒然草 から]
【晴】《2日の続き》
私がなかなか列に戻らないのを心配してか、最後尾にいる柿沼のおばさんが立ち止り、小手を翳してこっちを見ているのが、道を急ぐ私の目に入った。
きっと母から私の事を頼まれているのだろう。
私はおばさんに心配かけまいと、道を外れて続きを読む
受信: 2005-02-03 22:26 ID: 145374